サターン神/ビガのヴィーナス

価格: ¥0 (税込)
数量:
在庫: ×

btn_bookmark250new.png btn_bookmark250gray.png

twitter

商品番号:666789

発行国:
ローマ共和政 
発行年:
BC106 
額面:
デナリウス 
サイズ:
18.5mm 
重量:
4.04g 
表面図柄:
サターン神(サートゥルヌス神) 
裏面図柄:
ビガに乗るヴィーナス女神 
金性:
AR (Silver) 
資料:
RC190  
状態:
F+ scratched, toned 

 コイン周囲の縁部分に付けられた切り込みは「Serratus(セラトゥス)」と呼ばれ、ラテン語で「ギザ」を意味します。この切り込みはコインの変造及び偽造を防止するために付けられたと考えられています。

 表面にはサターン神の横顔像が打ち出され、右下には発行都市ローマを示す「ROMA」銘が刻まれています。銘文の上に配されているノコギリのようなものは鎌であり、農耕神としての性格を示しています。

    Saturn.jpg

                 サートゥルヌス (サターン)のレリーフ

 古代ローマにおいてサターンは「サートゥルヌス」の名で知られた農耕の神であり、ギリシャ神話のクロノスに相当する老神と捉えられていました。サターン神は大神ジュピター(ユーピテル)により足枷をつけられましたが、12月17日だけはその鎖を解くことが許されました。こうした由来から毎年年末にはサターン神に感謝を捧げる収穫祭(=サトゥルナリア)が盛大に催され、貴族から市民、奴隷に至るまで無礼講の騒ぎが繰り広げられたと云われます。
 また土星を象徴する神とされ、ラテン語の「Saturnus(サートゥルヌス)」、英名の「Saturn(サターン)」はそのまま土星を意味し、英語で土曜日を示す「Saturday」はサターン神の名前に由来します。一方で「農耕=季節、年月などの時間」を象徴するものとされ、鎌によって時を刈り取る神とも捉えられました。


 裏面にはビガ(二頭立て馬戦車)に乗る美女神ヴィーナス(ウェヌス)が表現されています。その上からは、ヴィーナス女神の息子であり従者とされたキューピッド(クピド)が飛来しています。キューピッドの手には花輪が持たれ、母親であるヴィーナス女神の頭上に掲げられています。構図の下部には、当時の貨幣発行責任者メンミウス・ガレリアの名を示す「L・MEMMI GAL」銘が刻まれています。


          Saturn_1.jpg

            愛と希望に打ちのめされるサターン (シモン・ヴーエ作)

 サターンは時を司る神としてのイメージから「残酷な時の流れ」「時間の無常さ」を象徴する存在として捉えられました。ルネサンス以降の寓意画では「若さ」に対して「老い」を具現化した存在して表現されました。この絵画では鎌を持ったサターン(=時間、老い)が、錨を持った希望の女神と愛の女神たちによって打ちのめされる場面が描かれています。愛の女神はヴィーナスであり、息子キューピッドも手助けしています。


 

商品検索

商品カテゴリ

NEW 新入荷コインのご案内

NEW 新製品のご案内

 

カレンダー
  • 今日
  • 定休日
  • 時短営業日

お探しコイン

ショップコンセプト2021

フジタクブログ

twitter

LINE

facebook

instagram

お探しコイン 問い合わせフォーム

コインケース保証書

一万円以上お買い上げのお客様 送料無料

無料ラッピング受付中 GIFT Wrapping

2k540

バナー

ページトップへ