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ギリシャ神話の大神 ゼウス神コイン
古代ギリシャの世界観を代表する「ギリシャ神話」。その神話世界の中心にあり、天界の最高神とされたのがゼウス神でした。
ゼウス神は天界を支配する「神々の王」であり、アポロ神やアテナ女神、アルテミス女神、ヘラクレスといった主要な神々の父親でもあります。
またギリシャで4年に一度開催されていた古代オリンピックは、このゼウス神に捧げられた平和の祭典であり、出場する選手はオリンピアのゼウス神殿で宣誓を行いました。
ゼウス神は様々な芸術作品に、豊かな頬髯を蓄えた、筋骨逞しい老人として表現されています。
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古代ギリシャ人たちは地中海の各地に植民都市を築き、そこで独自のコインを作成、発行しましたが、その表面・裏面ともに多く用いたのが「ゼウス神」のモティーフでした。
このことからも古代ギリシャ人が神々の王ゼウスをよく崇め、敬っていたことが分かります。
特に有名なものは、マケドニア王国のフィリッポス2世(在位:BC359年~BC336年)が発行したテトラドラクマ銀貨であり、月桂冠を戴くゼウス神の素晴らしい横顔が印象的です。
一説によるとこのゼウス神肖像は、フィリッポス2世自身をモデルにして作成されたとも云われています。

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