1-1.png その他

アレキサンダータイプのコインは、小アジアやトラキアのヘレニズム諸王朝(※かつて大王が征服した地域に建設された ギリシャ系王朝。カッパドキア王国、ポントス王国、ペルガモン王国などが有名)で盛んに造られ続けていました。
また、カルタゴ軍がシチリア島の占領地で発行したものや、ローマが支配下に置いたマケドニアで造られたものもあります。

そのバラエティは非常に富んでおり、稚拙なものから繊細なもの、力強い造型まで多岐にわたります。

重量は17g前後で変わっていませんが、直径が大きくなっている点や、裏面が独特なデザインになっているなどの 特徴があります。地域や都市、造られた年代ごとの特色が反映されていることから人気があります。

アレキサンダー大王の影響力が、後世にまで長く残されていたことの証でもあります。

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