アフリカゾウはかつてアフリカ大陸の全域に広く分布していましたが、現在の生息域は細かく分断されてサハラ砂漠以南のサバンナに生息する「サバンナゾウ」と、森林や渓谷に生息するやや小型の「シンリンゾウ(マルミミゾウ)」に分類されます。

　頭部・胴体を合わせた体長は6m～7m、体重は5t～10tにもなり、陸上生物の最大種として知られています。３頭～10頭ほどの家族単位で行動しますが、オスは生後15年前後で家族を離れて生活します。
　アジアゾウとの違いは背中にくぼみがあり、肩を覆うほど大きな耳が特徴です。大型のオスは幅1m、長さ1.5mほどの耳を持つ例もあります。ゾウは足裏で音を感知するため、耳は体温調節のために大型化したと考えられています。

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