• アントニヌス・ピウス帝/象
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 アントニヌス・ピウス帝(在位:138年~161年)は20年以上にわたって最盛期のローマ帝国を統治した。資産家でありながら慎み深く、寛大な精神を持った人物として多くの人々から敬愛された。彼の治世は平和と安定によって支えられ、ローマ帝国史上最も平和な治世として讃えられている。


 当時のアス銅貨はローマにおける最も基礎的な貨幣であり、市民の日常生活で頻繁に用いられたコインであった。
現在の1ユーロや1ドル、1ポンドのような価値だったとされ、生活用品や食料、街中での飲食の支払いをはじめ、浴場や闘技場の入場料、娼館での支払いまで幅広く使用された。発行枚数は多かったと想像されるが、人々の手に渡りやすく市中での流通と磨耗が激しかったこと、素材である銅の劣化、また一枚あたりの購買力価値の低さ(※1デナリウス=16アス)から貯蔵には向かず、後世まで良好な状態で現存するものは希少である。


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                  ローマ時代のデリカトゥス(想像図)

 デリカトゥスは食料や日用品を提供する小規模商店。軽食も提供し、ローマ市民に多く利用された。こうした店舗での支払いにはアス銅貨が主に使用されていた。


 

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