コンモドゥス帝暗殺後に皇帝に祀り上げられた首都長官ペルティナクスは、堂々とした風格で威厳にあふれた人物だったといわれます。厳正で真面目なペルティナクスは即位早々に親衛隊の組織改革に着手しようと試みますが、そのことに不満を持った親衛隊の兵士に暗殺されて短い治世を終えました。その治世はわずか3ヶ月にも及ばず、ローマ帝国史の中でも特に短命な皇帝として記録されています。

　裏面のオプス女神は、豊穣と富を司るとされた大地の女神です。サートゥルヌス神の妻とされ、ローマのカピトリウムの丘に神殿がありました。


※面に亀裂あり