• 南ペルー共和国 1838 8レアル銀貨 太陽神インティ
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 南アメリカ大陸に短期間存在した連邦「ペルー・ボリビア連合」で発行された8レアル銀貨。内戦によって疲弊していたペルーは隣国ボリビアとの戦争に敗れた後、国土を南北に分割されました。北ペルー共和国と南ペルー共和国は1836年、ボリビア主導の下で「ペルー・ボリビア連合」を構成することになりました。しかし寄せ集めの連合国はわずか3年で瓦解し、1839年に消滅しました。

 連合国として統一していた期間、南北ペルーとボリビアは各国ごとの通貨を発行していました。このコインは、南ペルー共和国の首都クスコで発行されていたものです。表面にはインカの太陽神インティが表現され、上部には「REPUB・SUD PERUANA(南ペルー共和国)」の銘、下部には発行都市クスコを示す「CUZCO」の銘が刻まれています。

 裏面には南ペルーの風景が表現されています。左側にはサクサイワマン城塞、右側には噴火する火山が表現されています。下部の「CONFEDERACION」は「連合」を意味し、連邦国家「ペルー・ボリビア連合」を示しています。 


 

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