表面、ボリス3世肖像の周囲部には、キリル文字銘で「ブルガリア ツァーリ(皇帝) ボリス3世」とある。縁部分の陰刻銘は、「神はブルガリアを救い給う」の意味である。
裏面のリースは麦と薔薇が織り込まれたものである。薔薇はブルガリアの伝統的名産品として知られ、ブルガリアのコインには薔薇のモチーフが用いられ続けている。
ボリス3世 (在位:1918年~1943年) ボリス3世は熱心な鉄道マニアとしても知られ、ブルガリア領内を走行するオリエント急行の運転室に乗り込み、自らハンドルを握り運転することもあったという。