- インド ハルジー朝 1315-1316 タンカ銀貨
商品説明
銀貨には、発行者であるハルジー朝のスルタン アラー・ウッディーン・ムハンマド・シャー(在位:1296-1316)の尊称号銘が配されています。
表面には「スルタン 世界と信仰の偉大なる至高の征服者 ムハンマド・シャー・スルタン」を意味するペルシア語銘、裏面には「この銀貨は715年に尊きデリーで製造 第二のアレクサンドロス 庇護者 カリフの右腕 信徒の長」を意味する銘が配されています。
アラー・ウッディーン・ムハンマド・シャーは文武に優れた名君とされ、北方から侵攻したモンゴル軍を撃退した後にはデカン高原や南インドに遠征して領土を拡大。歴代のデリー・スルタン朝で最大の版図を築きました。
また税制改革や物価の統制、通貨の改革を実施して財政を改善した他、遠征によって得た戦利品で文化・建設事業も推進しました。
アラー・ウッディーンは数々の功績から自信を深め、かつてインド遠征を行ったアレクサンドロス大王になぞらえて自らを「スィカンダル・サーニー(=第二のアレクサンドロス)」と称し、コインの銘文にも刻ませました。
しかしこの行為を家臣に諌められると、以降は誇示を控えたと伝えられています。