2世紀半ば、アントニヌス・ピウス帝の治世下に発行されたデナリウス銀貨。
ハドリアヌス帝から将来を期待されたマルクス・アウレリウスは、後継者アントニヌス・ピウスの養子となり、若くして「CAESAR(副帝)」の地位を与えられます。その後は異例の若さで執政官や神祇官などの役職を経験し、義父であるアントニヌス・ピウス帝の補佐をしながら、将来の皇帝としての準備を整えたのです。

当時製作された若きマルクス・アウレリウスの彫像と、このコインに表現された肖像を比較すると、その容姿や特徴が大変良く再現されていることが分かります。大きな瞳と高い鼻筋、豊かな巻毛など細かく表現されています。