• 大ファウスティナ妃/セレス女神
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  • 価格:33,000円(税込)

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 アンニア・ガレリア・ファウスティナはアントニヌス・ピウス帝(在位:AD138-AD161)の皇妃。同名の娘と区別するため、現代では「大ファウスティナ」や「ファウスティナ1世」と通称されています。

 110年頃に元老院議員のアントニヌスと結婚し、執政官や属州総督を歴任した夫につき従い、夫の皇帝即位後は皇妃としてローマの国母の役割を務めました。ファウスティナは思慮浅く軽率な面があったされる一方、アントニヌス自身は妻を大切に思い、知人に宛てた手紙で「私は彼女がいない宮殿にいるくらいなら、彼女と共にギャラ島(*エーゲ海の流刑地)で暮らしたい」と書いたほどでした。
 しかし即位から間もない140年頃にファウスティナ妃は崩御。皇帝は亡き皇妃の神格化を元老院に要請し、ローマのフォルムにファウスティナを祀る神殿を建立しました。この神殿は「アントニヌス・ピウスとファウスティナ神殿」として、フォロ・ロマーノに遺跡が残されています。

 ファウスティナが神格化された後、亡き皇妃の肖像と「DIVA」銘が表現されたコインが発行されました。名前に冠されたDIVA(ディーヴァ)はラテン語で女神を示し、神格化された皇妃の尊称号でもありました。

 アントニヌス・ピウス帝はファウスティナを追悼し、神格化された姿を広く知らしめるため、長い治世中に銅貨から銀貨、金貨に至るまで発行しました。崩御後に神格化された皇妃のコインを発行する例はいくつかみられますが、アントニヌス・ピウス帝のように長期間に亘って大量に発行する例は特殊です。

 また、ファウスティナのコインの裏面には地母神であるセレス(*ギリシャのデメーテールと同一視)が多く表現されました。ファウスティナが妻として、国母として敬愛されていた証左といえるコインです。


 

価格:33,000円(税込)