• ガリア帝国 ウィクトリヌス帝/パックス女神
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  • 価格:17,600円(税込)

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 通称「ガリア帝国」はローマの支配から自立した地方独立政権であり、ガリア、ゲルマニア、ブリタニア(現在のフランス、ドイツ西部、イギリス南部)を支配した。初代皇帝となったポストゥムスはもともと下ゲルマニアの総督だったが反乱を起こし、現地駐留のローマ軍を取り込んで皇帝位を宣言した。ガリア帝国の首都はコロニア(コロニア・アグリッピナ、現在のドイツ西部 ケルン市)と定められ、ローマと同じく宮廷と元老院、毎年選出される執政官職を設けた。

 ガリア帝国第三代皇帝となったウィクトリヌスはトレヴェリ(現在のドイツ、トリーア)の軍団の支持を背景に即位したが、ヒスパニアの軍団は忠誠を誓うことを拒否し、後にローマの支配下に復帰した。ウィクトリヌス帝は部下の妻を略奪したことに起因して殺害されるが、その後は母親であるウィクトリアがガリア帝国の実権を掌握した。
 ウィクトリヌス帝の治世下はガリア帝国の衰退期にあたったこともあり、銀貨の質は一気に低下してほとんど銅貨といってよいコインが発行された。


 

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