• ドイツ マンハイム市 1919 25ペニヒ鉄貨 マンハイム女神
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 第一次世界大戦直後のドイツは経済が混乱し、日常で使用する小額コインの不足が深刻化しました。そこで州政府や市町村は独自通貨を緊急発行し、日常取引や釣銭として使用する措置が採られました。こうした通貨は「ノートゲルト(Notgeld)」と呼ばれ、紙幣形式のものからアルミニウムや鉄、錫、陶土によるコインなど多種多様な素材で発行されました。当初は地域通貨としての役割を果たしましたが、急激なインフレーションの進行によって額面はほとんど意味を持たなくなり、やがて収集家向けにプレミア価格をつけて販売する事例も多くみられました。1923年11月に新通貨レンテンマルクが発行されるとノートゲルトは通用禁止となり、流通市場から姿を消しました。


 1919年にドイツ南西部のマンハイム市で発行された鉄製ノートゲルトには、マンハイムを具現化した女神像が表現されています。女神が携えている棒はヴォルフスアンゲル(=オオカミ用の罠)と呼ばれる二重鈎であり、マンハイム市の伝統的な象徴として標石や紋章に表現されました。また、鉄錆による腐食を防ぐため、コイン全体にニッケルメッキが施されています。


 

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