• コンモドゥス帝/ヴィクトリー女神
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  • 価格:27,500円(税込)

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 コンモドゥス帝はマルクス・アウレリウス帝の息子として帝位を継承しました。しかし哲人皇帝と呼ばれ、五賢帝の一人として誉れ高かった父帝とは異なり、コンモドゥスは誇大妄想の強い危険な君主でした。彼は剣闘士に強い憧れを抱き、自らを「ローマのヘラクレス」と称して剣闘士試合にも出場しました。また帝都ローマを「コロニア・コンモディアナ(*コンモドゥスの都の意)」と改称し、一年の月の名称を全て自らが決めた名に変えたと伝えられます。

 あまりにも父帝と性格の異なるこの暴君は、皇妃ファウスティナと剣闘士との不義密通によって生まれた子、とも噂されました。しかしマルクス・アウレリウス帝は存命中からこの息子の将来に期待し、名目上の「共同統治帝」に格上げしたほどでした。死の床にある時にも側近や臣下に対して、息子コンモドゥスを助けるように伝えたと云われます。

 ところが帝位に就いたコンモドゥスは、従来以上に奇行を目立たせるようになり、政治に対しても無関心であり続けました。結果的にコンモドゥス帝は元老院に離反され、愛人と近衛兵の手によって暗殺され壮絶な最期を遂げました。

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              ヘラクレス風のコンモドゥス帝 (エスクィリーノ美術館)


 

価格:27,500円(税込)