• ローマ神/ビガのガリア人
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 紀元前118年にガリア最初のローマ植民都市となったナルボ(現:フランス南部,ナルボンヌ)で造られたこのコインには、ビガ(二頭立て馬戦車)を駆ける裸のガリア人が表現されています。このガリア人の戦士は、ローマ軍と戦い捕虜となったアルウェルニ族の王 ビトゥイトゥスとも解釈されています。

 縁の部分に付けられている無数の切り込みは「Serratus」と呼ばれ、ラテン語で「ギザ」を意味します。削り取りによる変造、またはメッキによる偽造を防止するために施されたと考えられ、このタイプのデナリウス銀貨が最初とされています。当時のガリア地方におけるローマ通貨変造・偽造の問題を反映した処置とみられ、後にローマ本国で造られたデナリウス銀貨にも導入されました。


 

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