• ビザンチン帝国 フォリス銅貨 ユスティニアヌス1世
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 6世紀半ばのビザンチン帝国(東ローマ帝国)で造られた、大型のフォリス銅貨。このコインは、ビザンチン帝国中興の祖であり、帝国の最盛期を築いたユスティニアヌス1世(在位:527年~565年)の治世に発行されました。

 ユスティニアヌスはもともと農民出身であり、叔父のユスティヌスが近衛兵士から皇帝に上り詰めた後に、その後継者として即位しました。その治世中にビザンチン帝国の領土を拡大させた他、コンスタンティノポリス(現・イスタンブール)のハギア・ソフィア大聖堂の再建、『ローマ法大全』の編集などの功績から「大帝」と呼ばれました。
 その妻の皇后テオドラはサーカスの踊り子出身であり、美しくも勝気で野心的な性格だったと云われています。もともと学者肌だった夫を助け、国政にも影響を及ぼした女傑として有名です。


 このコイン表面には、ユスティニアヌス帝の正面像と共に、二つの十字架が刻まれています。ユスティニアヌス帝はコインに十字架をかざす肖像を刻ませた、最初の皇帝の一人であるとされます。周囲部には「D N IVSTINIANVS PP AVG (我らの主 ユスティニアヌス 国父たる皇帝)」銘が刻まれています。

 裏面には大きな「Μ」の銘が刻まれています。この銘はコインの額面を表しており、Μ=40ヌンミを示しています。また左右の銘「ΑΝΝΟ XXII」銘はユスティニアヌス帝の治世22年目を示し、コインの発行年を表します。下部に配されている「KYZ」銘は、造幣都市であるキジコスを示しています。


 

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