• アレキサンダー(ヘラクレス)/ゼウス神
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 造幣都市のアケはフェニキア地方のベルス川(*現在のイスラエル,ナアマン川)河口に位置した港湾都市でした。アレキサンダー大王の東方遠征に際して征服された後、プトレマイオス朝の統治下では「プトレマイス」と改称され、現在のイスラエル名では「アッコ」と称されています。


 コインの表面のデザインは、雄獅子の皮を被り、ヘラクレスに扮するアレキサンダー大王(マケドニア王 アレクサンドロス3世)です。アレキサンダー大王は少年時代よりギリシャ神話の英雄ヘラクレスに強い憧れを抱き、自らを「ヘラクレスの末裔」と信じていたと伝えられます。コイン上に表現されたヘラクレスの顔は、当時のアレキサンダー大王本人の横顔を表現したものと考えられています。このコイン自体は大王が亡くなった直後の時期に造られましたが、その後も同じデザインの銀貨が征服地の各地域で最も信用のおける通貨として、造幣・流通が継続されたのです。

 ギリシャ神話の大英雄ヘラクレスは、もともと最高神ゼウスが人間アルクメネスに生ませた子でしたが、ゼウスの妻ヘラの嫉妬から様々な困難に遭います。やがてデルフォイの神託に従い、不死の身となるべく『十二の功業』を成し遂げるため各地を旅しますが、ギリシャ神話には主にそうした冒険譚が描かれています。旅の過程でタイロン山の凶暴な人食いライオンを退治した後は、その毛皮を頭から被った姿で表現されています。


 

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