• アテナ神/フクロウ
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 紀元前5世紀後半、アッティカ地方の古代都市国家 アテネ(アテナイ)で発行されたテトラドラクマ銀貨。4ドラクマに相当したこの銀貨は、アテネの繁栄を象徴するコインとして広く知られています。主に交易での決済通貨として広く用いられ、エーゲ海域だけでなく小アジアやフェニキア、エジプト、遠くアラビア半島の南部にまで流通しました。

 表面には、アテネの守護女神 アテナの横顔像が打ち出されています。目はアーモンド形であり、慎ましやかに微笑む女神像は古典期の様式がそのまま反映されています。頭部にはオリーヴ紋様が施されたアッティカ式兜を被り、大きな耳飾りと首飾りを身につけています。また、額の付近には極小の三日月が配されています。

 裏面にはアテナ神の聖鳥 フクロウが表現されています。左側にはオリーヴと三日月、右側にはアテネを示す「ΑΘΕ」銘が刻まれています。コインに刻まれたフクロウは正式には「コキンメフクロウ(英名:Little Owl)」であり、ラテン語の学名では「Athene noctua」と呼ばれます。


 

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