• イスラーム帝国 ファーティマ朝 11世紀 ディナール金貨
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 現在のチュニジアで興ったファーティマ朝はイスラーム教シーア派を国教とし、スンナ派のアッバース朝に対抗して「カリフ(教主)」を称した。エジプトを征服した後は新首都カイロを建設し、インド-ヨーロッパ交易の富によって繁栄したが、11世紀以降は十字軍の侵攻や奴隷兵の反乱によって衰退し、1171年には宰相サラディンの興したアイユーブ朝にとって代わられた。

 金貨の表面中央部には、アラビア語で「アラーの他に神はなし、ムハンマドは神の預言者」を意味する聖典コーランの一節が刻まれている。その外側には、シーア派が信奉するアリーを示す「そしてアリーは最も優れた管理者であり、預言者の最良の宰相である」を意味する銘が続く。最も外側には「ムハンマドはアラーの使徒である。彼は導きと真理をもって使徒を遣わした。多神教徒が好まざるとも、全ての教えの上に君臨する」を意味する銘文が配されている。


 裏面の中央部には第八代カリフ アル=ムスタンスィル・ビッラーによって発行されたことを示す「アル=ムスタンスィル・ビッラー 敬虔な司令官」銘、外側には「指導者マアードは永遠の神の一致を告白するため全てを召喚する」銘、最も外周には「神の御名において454年にエジプトで造られたディナール」銘が配されている。


 

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