• マクシミアヌス帝/四皇帝
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 表面にはディオクレティアヌス帝の四帝分治(テトラルキア)下、共に正帝となったマクシミアヌス(在位:AD286年~AD310年)の肖像が打ち出されています。マクシミアヌス帝は帝国西部の皇帝としてディオクレティアヌスと協力しながら帝国の新体制を支えました。AD305年、ディオクレティアヌス帝の引退に伴って共に帝位を退きましたが、息子のマクセンティウス帝やコンスタンティヌス帝に嫁がせた娘のファウスタを通じて政治的影響力を保持しました。
 退位後はほとんど公の場に姿を見せず、政治復帰の要請も拒み続けたディオクレティアヌスとは異なり、政治権力への執着を顕わにしたマクシミアヌスはその後2度帝位への復帰を宣言しました。


 

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