• 第一帝政フランス 1808 メダル ナポレオン1世&エトルリア女神
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【エトルリア地方 フランス併合記念】

 ナポレオンのイタリア遠征によってフィレンツェを首都とするトスカーナ大公国は廃され、1801年3月にフランスの衛星国家「エトルリア王国」として再編成された。1807年にはこの王国も解体され、フランス帝国の直轄統治領として併合された。

 メダルにはローマ皇帝の装束を纏ったナポレオンが、エトルリアの女神から球体(=統治権)を委ねられる姿で表現されている。古代エトルリアはギリシャとは異なる独自の高度な文明を発展させ、古代ローマ文化の形成にも大きな影響を与えたとされる。メダルのエトルリア女神像が手にするコンパスや巻物、農作物などがそれらを象徴している。
 ナポレオンの装束や寓意的な構図は、ナポレオン自身が古代ローマを強く意識し、自らをローマ皇帝、フランス帝国をローマ帝国に重ねて宣伝していたことを物語っている。

 併合から2年後の1809年、ナポレオンはエトルリアの地に再びトスカーナ大公国を建国し、自らの妹であるエリザを女大公として封じた。1814年、ナポレオンの失脚に伴いエリザはその地位を追われたが、その後はハプスブルク家に統治権が移り、イタリア統一運動下の1860年までトスカーナ大公国の枠組みは存続された。


 

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