• ササン朝ペルシア ドラクマ銀貨 シャープール2世/アフラ=マズダの祭壇
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 シャープール2世(在位:AD309年~AD379年)は父王ホルミズド2世の事故死に伴い、母親の胎内にいる時点でペルシア王に即位した。胎児から即位したシャープール2世は生まれながらの王であり、生涯を終える70年にわたってササン朝に君臨した。その間、国境を接するローマ帝国とはシリア、メソポタミア、アルメニアを巡って幾度も対立し、王自らローマ軍との戦いに出向くこともあった。「背教者」と渾名されたローマ皇帝 ユリアヌス(在位:AD361年~AD363年)はペルシア領内に深く侵入し、一時は首都クテシフォンにまで迫るも、最後にはシャープール2世の軍に敗れ戦死する運命を辿った。

 裏面に表現されたモティーフは、ゾロアスター教における拝火祭壇であり、左右には神官が聖火を護っている。聖火の中に確認できる胸像は、ゾロアスター教の光の神 アフラ=マズダを具現化したものとみられる。シャープール2世はそれまでの宗教政策を転換し、国内のキリスト教徒を抑圧してゾロアスター教の国教化を推進した。ゾロアスター教の教典『アヴェスター』はこの時期に編纂されたとされている。


 

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