• グレコローマンジュエリー 古代ペルシア 走る王 ペンダント
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 紀元前5世紀末のアケメネス朝ペルシア帝国で発行されたシグロス銀貨。このコインはアケメネス朝が支配した小アジア西部、リディア地方の中心都市サルデスで造られました。

 アケメネス朝はペルシアを中心に繁栄した王朝であり、版図は中央アジア~小アジア、メソポタミア、フェニキア、エジプトに至る広域なものでした。アケメネス朝は強大な軍事力を背景に、中央集権的な国家を形成しました。広大かつ多文化・多民族のオリエントを統治するため、「王の目」「王の耳」と呼ばれた監察官を全土に配置した他、駅伝制による「王の道」を張り巡らせました。一方で言語や宗教、慣習といった地域ごとの独自性には配慮し、納税と軍役さえ果たせば内政には干渉しない統治を行ったとされます。

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                   アケメネス朝の宮殿 (想像図)

 

 このコインでは王冠を戴く王が、右方向に向かって走る姿が表現されています。王が持つ槍は王個人の武勇と、アケメネス朝ペルシアの軍事力を象徴していると考えられています。

 またこの姿は王によるライオン狩りの様子を表現したものとも捉えられます。かつてリディア王国が発行したコインには、リディア王の権威の象徴として「ライオン」が表現されていました。このことからライオン狩りを行う王の姿はライオンに勝る存在として、リディア王国を征服したペルシア王の権威を象徴的に表しているとも考えられます。


 

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