• メソポタミア バビロン テトラドラクマ銀貨 ライオンと五芒星
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 メソポタミア地方の古代都市バビロンで造られたテトラドラクマ銀貨。このコインはセレウコス朝の支配下で発行されたものであり、同じ時期に各地で発行されていたアレキサンダーコインのテトラドラクマ銀貨と比べ、直径が小さく肉厚に造られています。


 コイン上に表現されているライオンは、当時メソポタミアに生息していたアジアライオン (インドライオン)を表現しているとみられます。細長い尻尾を巻きながら鬣を靡かせ、開いた口からは舌を出しているのが確認できます。また、股の間には生殖器が確認できることから、オスのライオンを表現したものと分かります。

 裏面のバール神像は磨耗が進んでいますが、小さな顔の表情が確認できる状態です。バールは雷と嵐をもたらす神とされ、フェニキアやメソポタミアなどの東方地域では豊穣神として崇められていました。このコインの造形をみると、ギリシャ神話のゼウス神と類似しており、ヘレニズム時代には同一視が進んでいたことが分かります。


 

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