• コンモドゥス帝/ヘラクレスの武器
228869_01.jpg
  • 価格:0円(税込)

商品説明

▼ 商品説明の続きを見る ▼

注文

在庫 ×

お気に入りに追加済

通常のデナリウス銀貨の半分の重さであり、ほぼクィナリウス銀貨(=1/2デナリウス)に近い。コンモドゥス帝治世末期の2世紀末頃にはこうした軽量デナリウス銀貨がしばしば見られる。


 コンモドゥス帝はマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の息子として皇帝位を継承した。しかし哲人皇帝と呼ばれた父帝とは異なり、コンモドゥスは誇大妄想の強い危険な君主だった。彼は剣闘士に強い憧れを抱き自らを「ローマのヘラクレス」と称し、剣闘士試合にも出場した。またローマを「コロニア・コンモディアナ (=コンモドゥス市)」と改称し、1年の月の名称を全て自らが決めた月名に変えるよう命じたという。


 コインの肖像は一見すると父帝マルクス・アウレリウスとよく似ているが、その目は瞼が重く、まるで夢想しているような印象を受ける。この傾向はコンモドゥス帝が暗殺され、狂気に満ちたその治世を終えるまでみられた。


 

価格:0円(税込)