• ヤヌス神/クァドリガのジュピター神
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 紀元前3世紀当時、イタリア半島南部にはギリシャ人植民都市が数多くあり、ギリシャ本土に倣ったドラクマ幣制を採用していました。これらの植民都市は既にローマの影響下にありましたが、交易関係を重視したローマは自国においてもドラクマのコインを発行しました。
 「ディドラクマ」とは2ドラクマを示し、ドラクマ銀貨2枚分の価値であることを表します。デナリウス幣制が採用される以前の、初期のローマコインです。


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 コインの表面には双顔の神ヤヌスの若々しい肖像が打ち出されています。古代ローマではヤヌス神を「出入口」を守護する神として、家や公共施設などの建物の門の上にレリーフを飾ったとされます。また転じて「始まりから終わりまでを司る神」として祀り、年末年始には供え物を行ったとされています。王政時代、一年の最初の月を「ヤヌスの月」と定めたことにより、暦上「ヤヌス月」=「January(一月)」が定着し、現代までその名が引き継がれています。
 ローマでは市内にヤヌス神を祀る「ヤヌス神殿」を建立し、ローマが戦時体制にあるときは開いておいたとされています。逆に、ヤヌス神殿の扉が閉じられている時は、ローマに平穏が訪れていることを表しました。


 裏面にはクァドリガ(四頭立て馬戦車)に乗る大神ジュピター(ユーピテル)が表現されています。ジュピター神は左手で王笏を支え、右手で雷霆(ケラウノス)を振りかざしています。その傍らには、クァドリガの手綱を握る勝利の女神ヴィクトリーが控えています。
 下部には、発行都市ローマを示す「ROMA」の銘が刻まれています。2200年を経た現在でも、読み取ることができるほどの明瞭な陰刻銘です。


 

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