小ファウスティナ妃/玉座の双子

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商品番号:231654

発行国:
ローマ帝国政 
造幣都市:
ローマ 
発行年:
AD161 
額 面:
アス 
金 性:
AE 
表図柄:
小ファウスティナ妃 
裏図柄:
玉座の双子(コンモドゥス&アントニヌス) 
サイズ:
25mm 
重 量:
11.64g 
資 料:
RIC III 1666/RC5302 
状 態:
VF 

 2世紀半ば、アントニヌス朝時代の古代ローマ帝国で発行されたアス銅貨。このコインはマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝とルキウス・ウェルス帝の共同統治期初期に発行されました。

 表面にはマルクス・アウレリウス帝の皇妃ファウスティナの胸像が打ち出されています。周囲部には「FAVSTINA AVGVSTA (ファウスティナ皇后)」の銘が刻まれています。

 裏面には玉座の上で戯れる幼いコンモドゥス、アントニヌス兄弟が表現されています。このコインは皇帝の後継者である男児の双子が誕生したことを祝して造られたとみられます。


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 小ファウスティナはアントニヌス・ピウス帝とファウスティナ妃(※同名の母娘は大小や1世2世をつけて区別される)の娘として生まれ、後の皇帝マルクス・アウレリウスの妃となりました。その後の皇帝コンモドゥスの母親でもあり、父・夫・息子を皇帝に持つ高貴な皇女でした。しかし歴史家たちの筆によれば、彼女は美貌の持ち主であると共に大変な浮気性で、色恋沙汰による艶聞が多かったとされています。エドワード・ギボン著『ローマ帝国衰亡史』には、哲人皇帝と称された生真面目なマルクス・アウレリウスが、恋多きファウスティナのあふれる情熱を抑えることは所詮無理だったと綴られています。後に剣闘士に憧れ、「ローマのヘラクレス」を自称した息子コンモドゥスはマルクス・アウレリウス帝の実子ではなく、ファウスティナと剣闘士との不義密通によって生まれたという噂が流布されました。

 しかし、マルクス・アウレリウス帝の寛容さとファウスティナ妃の素直さによって夫婦仲は大変良く、三十年に及ぶ夫婦生活の間に13人の子に恵まれました。(コンモドゥスの双子の兄弟アントニヌスはじめ、その多くは幼くして病死)

 AD175年にファウスティナ妃が崩御すると、夫マルクス・アウレリウスは妻を神格化するよう元老院に要請し、神殿に祀られました。マルクス・アウレリウスは自著『自省録』の中で妻の貞潔さと温良、誠実を讃え、女神として神格化された後はローマの若き男女が結婚する際、ファウスティナの祭壇前で愛の誓いを立てるよう法で定めました。このことから実際のファウスティナは、歴史家の筆による奔放で恋多き女性ではなく、貞潔な淑女だった可能性もあります。


 

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